J-LISフェア(地方自治情報化推進フェア2024)に行ってきた
2024年10月9日~10日にかけて、千葉県の幕張メッセにて開催されましたJ-LISフェアに行ってまいりました。
ご存じない方の為に簡単に概要を説明しますと、自治体DXを推進することを目的にした展示会のようなものとご理解いただければと思います。
年に1回この時期に開催されており、私自身は2年ぶり2回目の参加となります。
新幹線から在来線へと乗り継ぎ、夢の国を横目に通り過ぎ海浜幕張駅から徒歩で会場へ向かいます。
年に一度のイベントだという事もあり、駅から大勢の人々が会場に向かって進んでいくので、田舎者の私としましては素直に先行者の後を追い無事会場までたどり着きました。
やってまいりました! J-LISフェ・・・!?!?
幕張メッセって会場たくさんあるんですねー。
2年前はココでやってたんだけどなー。
気を取り直して歩くこと数分。
今度こそやってまいりましたJ-LISフェア\(^o^)/
さぁ、気合を入れて情報収集を行います。
今回の目的としましては、市役所職員が日々の業務で使用しているグループウェアや財務会計システム、人事給与システム、文書管理システム、住民情報システム等々の更新に向けた他社システムの情報収集や、最新の技術やサービスについて学びたいと考えております。
実際に訪問した順ではありませんが、気になった企業さんの展示内容をいくつか紹介させていただきます。私の理解に誤りがある可能性もありますので、詳しい内容は各企業の営業さんに直接お問い合わせください(笑)
① Cisco & NTT東日本
テレビ会議システムの一つであるWebexを用いたクラウドPBX「WebexCalling」について説明を受けました。本市では2つの所属で実験的にDialpadを使用しているのですが、担当さん曰くクラウドPBXの先駆者として品質や満足度は負けないとのことでした。専用のデスクフォンもラインナップがあり、自治体での導入事例もあるとのこと。既存PBXの更新時等に検討していきたい分野です。
② RKKCS
熊本に本社がある住民情報システムのベンダー。戸籍・附票を除く標準化対象18業務をすべて自社開発しており、全国300以上の自治体で採用されている。費用面からガバクラのCSPをOCIに変更。R7年度末までの標準化対応に関しても順調とのこと。ユーザー目線に立ったシステム開発に親近感がわきました。
③ 日本オラクル
ガバメントクラウドCSPの一つであるOCI(Oracle Cloud Infrastructure)。
㈱RKKCSさんを含めOCIを採択する事業者も増えている。ガバクラから自治体へのデータ転送に際し、OCIは月10TBまでは無償(他社100GBまで)&以降3.9円/GB(他社の1/3~1/4)と安価。OCI上でオラクルデータベースを構築すると他CSPより安価に運用可能とのことでした。
④ Cisco & Allied Telesis
無線アクセスポイントの説明を受けました。CiscoのMerakiは複数の無線APを管理するクラウドシステムが優秀で、誰がどこにアクセスしてどれぐらいの回線帯域を使用しているかなど細かい集計が可能。本機能があれば現在の課題である庁内無線通信遅延の原因解明に役立ちそうです。
⑤ HITACHI
新商品「テレワークブース」の展示があり体験してきました。空調付きでプライバシー対策や防音性に優れ、会議室不足の本市でもぜひ導入したいのですが。。。
最後に紹介するのが「バーチャル北海道」。今回全ての出展の中で私が一番感銘を受けた出展でした。要約すると自治体の観光資源を360度カメラやドローンで撮影し、コンテンツ化した後VRゴーグルで閲覧する仕組みなのですが、映像の美麗さや動画での臨場感&没入感がすばらしく、まさに最新技術!老若男女が楽しめるコンテンツであると感じました。利用用途として観光アピールでのイベント出展や常設展示等、観光資源が豊富な本市にピッタリではないかと感じました。
っとまぁ他にも気になるブースを1日中見て回りました。
会場内で各種セミナーも開催されており、参加した場合1日では回り切れないぐらいのボリュームでした。
今回ご対応いただきましたベンダーの皆様方に感謝のお気持ちをお伝えするとともに、今回見聞した内容を、今後のシステム更新やシステム導入、桑名市DXの推進に役立てていきたいと思います!
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