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くわな未来プログラミングワークショップを開催しました
桑名市では庁内外問わず、デジタル人材を育成する取り組みを推進しています。
令和5年度末の3月30日、31日の2日間、これから桑名市の未来を担うであろう若い世代、具体的には中学生と、この春中学生になる小学6年生に向けて次世代デジタル人材育成プログラム「くわな未来プログラミングワークショップ」を開催しました。
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ロジカルシンキング、デザインシンキングを学び、Pepperを使ったプログラミング演習とワークショップを通じて、次世代のデジタル人材を目指す最初の一歩となるプログラムです。
Day1(3月30日)
Pepperを使ったプログラミングスクールです。ソフトバンクロボティクス株式会社が提供する開発ツールロボブロックスを使い、Pepperを思い通りに動かすプログラムを作成しました。
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「手を挙げる」「挨拶する」といった簡単なものから、Pepperがクイズを出して、それに答える。正解や不正解でリアクションが変わったり、画像や音楽を挿入する、Pepperのセンサーを活用してコミュニケーションをとるなど、様々なプログラムを作成しました。
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2時間という短い時間ではありましたが、みんなPepperを手足のように扱い、自分で考え、オリジナリティ溢れる作品を生み出していました。講師が教えていないことも自分で考え、手探りで実装するなど、チャレンジ精神も旺盛です。
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Day2(3月31日)
千葉大学法政経学部 倉阪 秀史 教授にご指導いただき、未来カルテ2050(現在の自治体の状況から2050年を予想したデータ群)を活用した、未来ワークショップを開催しました。
このデータ群から桑名市の未来を読み取り、未来の桑名市長になって、現在の桑名市長に提言するという取り組みが未来ワークショップです。
倉阪教授とお話ししたところ、未来カルテ2050はレベルが高く、本来であれば高校生以上を推奨としているようですが、そこは桑名市、「とにかくやってみる。失敗してもへっちゃら。」の精神で頑張ってもらいました。
みんな一生懸命データと睨めっこし、難解なデータ群に自分なりの解釈で挑んでいました。一人ひとり個性的な意見が沢山出て、周りの大人たちは関心するばかり。
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ワークショップも、3~4人のグループになって取り組みますので、初めて会う友達とも仲良くなり、協力し合って意見を出し合っていました。また、ブレーンストーミングにも初めて触れた様子で、新たな体験にもなったと思います。
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午前中ワークショップで意見を出し合い、まとめあげ、午後からは、その提言をPepperにプログラミングします。Day1で培ったプログラミング技術をここぞとばかりに発揮する場面です。
そして、市長への提言は、仲間の一人であるPepperが行います。
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Pepperが話す内容、ジェスチャー、掛け合い、音楽や効果音など、全てをプログラミングします。一人でやるのではなく、みんなで協力しながら進めます。得意な人も苦手な人もみんな一緒に頑張ります。
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プログラムの最後にはいよいよ、市長、ユナイテッド・セミコンダクター・ジャパン株式会社 代表取締役 三沢社長、倉阪教授の前で発表します。
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プレゼンテーションでは以下のような意見が出ていました。
自転車専用道路を作ってはどうか。(地球温暖化、暮らしやすい街、医療費削減、高齢化対策、認知症予防)
設備の整った病院を建ててはどうか。(少子高齢化、子育て世代)
家具を固定する金具を配ってはどうか。(防災意識、安全)
他にもいろんな意見が出ていましたが、みんな未来カルテのデータを自分なりに解釈し、どうしたら桑名の未来が明るくなるか、桑名市民が笑顔になるかを真剣に考え、答えを導き、市長にぶつけていました。
市長や三沢社長、倉阪教授から質問が沢山出ていましたが、きちんと理論立ててプレゼンテーションしているため、なぜそのような提言をしたのかを明確に答えることができており、今回の目的であるデザインシンキングの習得にも繋がりました。
最後に、市長から受講証を渡され、記念撮影をして無事に終了しました。
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2日間の長丁場であり、また、データを解析して未来を想像(創造)し、さらにそれをプログラミングしてPepperに発表させるという難解なプログラムでしたが、我々大人の心配は杞憂に終わり、予想を超えてきました。桑名の未来は明るいものであると、市長含め、参加した大人も感じました。
市長が「この中から本当に未来の桑名市長が誕生して欲しい」と講評されていたことが印象的です。
今後も、桑名市は様々な形で次世代のデジタル人材を育成していけるよう邁進していきます。
なお、今回のプログラムはユナイテッド・セミコンダクター・ジャパン株式会社様の寄付、ソフトバンク株式会社様の運営により実施しました。