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フリーアドレス導入!

今回は桑名市役所の職場の一部をご紹介しようと思います。
スマートシティ推進課では令和6年4月からフリーアドレスを導入しました。
伝統や格式を様式美としてきた桑名市役所職員にとって、この働き方は革新的な働き方です。

フリーアドレスって何??と思っている人いませんか?私も昨年まで知りませんでした。
フリーアドレスとは『固定席を持たず好きな席で働くワークスタイル』のことです。

PXコミュニティスペース(意見交換の場)

桑名市ではフリーアドレススペースを『PXコミュニティスペース』と名付け、全職員が自由に利用できる場としてオープンしています。
利用方法はいろいろで、他課職員とのコミュニケーションの場にする方もいれば、1人で集中するために隣に仕切りがある席を使用し、背を向け黙々と仕事をする方もみえます。

PXコミュニティスペース(写真右奥はひとり集中スペース)

私は異動してきた当初、自分の机や椅子がない事に戸惑いがありました。
自分の荷物も置けない職場なんて・・・という不満もありましたが、今年新規採用で入った1年目の職員は『大学は自分の席がないのが当たり前だったので席がない事は特に違和感がないし、職場も綺麗で快適です』と話していました。
『そっか、確かに!』とハッとさせられた瞬間でした。

働き方はここ数年で大きく変わりました。テレワークもフリーアドレスもその1つです。
私自身、『資料に囲まれた定位置で仕事した方が捗るはず!』という固定観念が邪魔をして、新しい環境で仕事をするということに抵抗があったのかもしれません。資料も紙資料が当たり前と思っていましたが、データであればパソコンを持ってどこでも仕事が出来てしまうのです。

PXコミュニティスペースで行われる他課職員との横断的な交流は、自課で仕事をしていては見つけられなかった新しい発見や、業務上の悩みを解決できる良いきっかけになっています。
これに加え、ペーパーレス化を促進することで、働き方の幅がさらに広がり、固定された職場にいなくても仕事ができる環境が整うことはとても魅力的です。
この新しい働き方は、職員の創造性と生産性を高めるだけでなく、将来的には市民サービスの質の向上にもつながると思うと、とてもワクワクしますね。